🍴 五味とは?
薬膳でいう「五味(ごみ)」とは、単なる「味覚」ではなく、体に作用する“ちから”を持った、5つの基本の味のこと。
それぞれの味は、五行とつながりがあり、内臓や感情にも影響すると言われています。
味 | 働き | 五行 | 臓腑 | 食材イメージ |
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酸(さん) | 収れん(引きしめる) | 木 | 肝・胆 | 梅干し、黒酢 |
苦(く) | 熱を冷ます・余分なものを除く | 火 | 心・小腸・三焦 | 苦瓜、プーアル茶 |
甘(かん) | 緩める・補う | 土 | 脾・胃 | さつまいも、ハチミツ |
辛(しん) | 発散・巡らせる | 金 | 肺・大腸 | しょうが、ねぎ |
鹹(かん) | 柔らかくする・下ろす | 水 | 腎・膀胱 | わかめ、味噌、塩 |
🥢 食べものの“味”で、わたしのバランスをととのえる
「味=薬のような役割」。自分の体調や気分に気づくことで、味のちからを活かした食材選びができるようになります。
🌸 日常にやさしく取り入れるコツ
- 酸味:梅干し、黒酢のサラダ
- 甘味:かぼちゃ煮物、なつめ粥
- 辛味:しょうが入りお味噌汁
🍃 まとめ
「味」の役割を知ると、日々の食卓がちょっとだけ面白くなります。
薬膳は“おいしい”に寄り添う、暮らしの知恵なんです。
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