こんにちは。朔(さく)です。
「薬膳(やくぜん)」と聞いて、どんなイメージがありますか?
「漢方薬みたいに苦そう…?」
「高価な材料を使った特別な料理?」
「なんだかむずかしそう…」
そんなふうに思われる方も多いのではないでしょうか。
でも実は、薬膳はとても身近で、やさしいもの。
毎日のごはんのなかで、少しの工夫や心がけで取り入れられる、
自分と家族をいたわる“食の知恵”なんです。
今回は、そんな薬膳の「そもそも」から、
暮らしの中でゆるっと始めるためのコツを3つご紹介します☕️
薬膳ってなに?
薬膳とは、中医学(中国の伝統医学)の理論に基づいた食事のこと。
「食べ物の持つ性質(温める・冷やすなど)」や、
「人の体質・季節・心の状態」に合わせて、
からだを整えるための“食べ方”を考えるのが薬膳の基本です。
つまり、「○○に効く食材」ではなく、
“今の私”にとってちょうどいい食事を選ぶ、そんな視点が薬膳なんです。
🫖 ゆるっと始める薬膳のコツ3つ
① 「季節に寄り添う食材」から始めよう
薬膳では、季節の変化に体を合わせていくという考え方をとても大切にしています。
たとえば今の季節(初夏)は、湿度が高まり、体が重だるくなりやすい時期。
この時期は、体内の余分な水分を排出する「ハトムギ」や「緑豆」、「とうもろこし」などがぴったり。
季節に合わせて食材を選ぶことで、無理なく自然に体をととのえることができます🌿
② 「身近な食材×薬膳の視点」でOK!
特別な漢方素材を買わなきゃ…なんて思わなくて大丈夫。
スーパーで買える身近な食材でも、薬膳の視点で選ぶと立派な“薬膳ごはん”になります。
たとえば:
- しょうが → 体を温め、冷えを追い出す
- 黒ごま → 潤いを補い、アンチエイジングに
- ねぎ → 気の巡りを助けて、疲れやストレスに◎
「今日のわたし、ちょっと冷えてるかも?」
そんなふうに、自分の体にそっと耳を傾けて、
それに合う食材を“選んでみる”だけでも立派な薬膳です。
③ 「がんばらない」が続けるコツ
薬膳に正解や完璧はありません。
1日3食すべてを整える必要もなし。
たとえば——
「朝、白湯を一杯飲んでみる」
「夜は具だくさんのスープにしてみる」
「少し冷えた日に、しょうがを足してみる」
そんな小さな一歩から、薬膳は始まります。
自分をととのえる時間を、やさしくつくっていくことが、薬膳の本質なんです。
🍃おわりに
薬膳は、特別な人のための難しい知識ではなく、
“いまの自分にちょうどいい”を見つけていく暮らしのヒント。
少しずつ、少しずつ、
季節とからだに寄り添う薬膳の世界を、一緒に楽しんでいけたら嬉しいです。
次回は、季節の薬膳素材についてもご紹介していきますね。
今日も、あなたがほっとできる一日になりますように🍵
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