こんにちは。朔(さく)です。
前回の記事では「薬膳ってむずかしい?」という疑問から、
ゆるっと始められる薬膳の考え方をお話ししました。
今回は、「気になる不調」から選べる薬膳素材をご紹介します。
実は薬膳には、「体質」によって合う食材・合わない食材があります。
でも難しく考えすぎなくて大丈夫。
今回は、はじめての方でも取り入れやすいように、
薬膳でよく使う「5つの不調タイプ」から、
おすすめの食材をひとつずつご紹介しますね。
🍃 不調タイプ①「冷え」タイプ
こんな人に:
・手足がいつも冷たい
・お腹をこわしやすい
・温かい飲み物が好き
おすすめ素材:
→「しょうが」「ねぎ」「黒ごま」
ポイント:
体をあたためて、巡りをよくしてくれる食材を。
朝のスープやお味噌汁にしょうがを入れるのもおすすめです。
🍃 不調タイプ②「疲れ」タイプ
こんな人に:
・すぐ疲れてしまう
・集中力が続かない
・眠りが浅い
おすすめ素材:
→「なつめ」「山芋」「もち米」
ポイント:
気(エネルギー)を補う食材で、心も体も元気に。
おかゆに山芋ともち米を加えると、胃腸にもやさしいですよ。
🍃 不調タイプ③「むくみ」タイプ
こんな人に:
・夕方に足がむくむ
・体がだるくて重い
・雨の日に調子が悪い
おすすめ素材:
→「はとむぎ」「とうもろこしのひげ茶」「小豆」
ポイント:
余分な水を外に出す“利水”食材で体スッキリ。
小豆を炊いて冷凍しておけば、手軽に使えます◎
🍃 不調タイプ④「便秘」タイプ
こんな人に:
・お通じが数日に1回
・肌荒れしやすい
・ストレスをためこみやすい
おすすめ素材:
→「白きくらげ」「黒きくらげ」「ごま」
ポイント:
腸を潤す食材で、内側からスムーズに。
白きくらげはスープやスイーツにも使えて万能です。
🍃 不調タイプ⑤「イライラ」タイプ
こんな人に:
・感情の起伏が激しい
・生理前後に不調が出やすい
・のぼせやすい
おすすめ素材:
→「菊花」「緑茶」「ミント」
ポイント:
気の巡りをよくして、クールダウン。
ミントティーや菊花茶は、気分転換にもぴったりです。
🍀 まとめ
薬膳は、「なんとなく不調」に寄り添ってくれる
やさしいセルフケアのひとつ。
「自分の体って、こんなタイプかな?」
そんな視点で食材を選ぶと、毎日のごはんがもっと楽しくなります。
次回は、薬膳に欠かせない「五行(ごぎょう)」について、
もっとやさしく、暮らしに寄りそうカタチでご紹介しますね。
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