梅雨をのりきる薬膳食材「とうもろこし」のチカラ

季節の薬膳

じめじめとした梅雨。
なんとなく体が重だるかったり、むくみやすくなったりしませんか?

薬膳では、この時期に気をつけたい「湿(しつ)」の影響を和らげてくれる食材として、とうもろこしがとてもおすすめです。


とうもろこしの薬膳的な効能

とうもろこしにはこんな作用があります:

🌽 利水滲湿(りすいしんしつ)
 → 体にたまった余分な水分を外に出して、むくみやだるさをスッキリ解消。

🌽 健脾(けんぴ)
 → 胃腸を元気にして、消化吸収をサポート。脾が弱る梅雨の時期にぴったり。

🌽 清熱(せいねつ)
 → 体の熱をやわらげ、のぼせや湿熱(しつねつ)によるトラブルも予防。


おすすめの食べ方

とうもろこしは、皮ごと蒸したり、芯ごと煮出すのも◎

🍵 芯の薬膳茶
芯をとっておいたものを干し、数本をお湯で煮出して飲むと、むくみ予防の薬膳茶に。

🍚 はと麦ととうもろこしの養生粥
むくみを和らげるはと麦と組み合わせれば、体すっきり&お腹にやさしい朝ごはんに。

🥗 とうもろこしの香味サラダ
生姜や紫蘇、レモンなど香りのある食材と合わせて、気の巡りもUP。


ひとことメモ

とうもろこしは、実だけでなく、ヒゲ(とうもろこしの絹糸)や芯も薬になる優秀食材。
特にヒゲには強い利尿作用があり、薬膳では「南蛮毛(なんばんもう)」という名前で使われてきました。


まとめ

梅雨の「だるさ」「むくみ」「胃腸の疲れ」を感じたら、とうもろこしを日々の食卓に取り入れてみてください。

やさしい甘さで心もふわっとほどけるはず☁️
それではまた、次回の薬膳暮らしでお会いしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました