こんにちは。薬膳ブログ「ととのう、ほのぼの薬膳暮らし。」へようこそ。
第4話の今日は、前回ご紹介した「五行(ごぎょう)」に合わせて、それぞれの性質に合うおすすめの食材をお届けします。
「五行=木・火・土・金・水」には、それぞれ対応する五臓や季節、色、味などがあり、バランスを整えることで心身の健康につながります。
毎日の食卓に、そっと取り入れてみてくださいね。
🌿 木(もく)|春・肝・青・酸
心と体の巡りをよくして、やる気と気力をサポート
- おすすめ食材:
- セロリ(イライラ・ストレスに)
- 柑橘類(レモン、グレープフルーツなど)
- 酢(ドレッシングやピクルスに)
ひとことメモ:
春は「肝」の季節。酸味のある食材が、気の巡りを助けてくれます。
🔥 火(か)|夏・心・赤・苦
心と血を養い、暑さに負けない体に
- おすすめ食材:
- トマト(体を冷やして潤す)
- ゴーヤ(熱を冷ます)
- 紫蘇(気の巡りをよくする)
- 緑茶(苦味が心の火を鎮める)
ひとことメモ:
苦味のある食材は、余分な熱を冷まし、夏バテにも効果的です。
🌍 土(ど)|長夏・脾・黄・甘
消化力を整えて、エネルギーをチャージ
- おすすめ食材:
- かぼちゃ(胃腸を温める)
- 山芋(元気を補う)
- とうもろこし(利尿作用も)
- はちみつ(優しい甘味で脾を養う)
ひとことメモ:
土の季節は「胃腸」が主役。自然な甘みがある食材を意識してみてください。
💨 金(ごん)|秋・肺・白・辛
乾燥を防ぎ、呼吸器をいたわる
- おすすめ食材:
- 大根(潤しながら巡らせる)
- 梨(喉の乾燥に)
- 白ごま(潤いと栄養を)
- 生姜(巡りをよくし、冷え対策に)
ひとことメモ:
乾燥しがちな秋は「潤す食材」を選びましょう。
💧 水(すい)|冬・腎・黒・鹹(しおからい)
生命力を養い、体の芯から温める
- おすすめ食材:
- 黒豆(腎を補い、老化予防にも)
- 昆布・わかめ(腎に働きほてりを鎮める)
- くるみ(腎を養う、滋養強壮、疲労回復)
- 味噌(塩味で腎にアプローチ)
ひとことメモ:
寒さが厳しい冬は、黒い食材と温かい料理で体の中から守りましょう。
暮らしに五行をちょこっと足してみる
薬膳は、「難しそう」なイメージがあるかもしれませんが、
実はとっても身近でやさしい考え方。
今日ご紹介した食材たちは、スーパーでも簡単に手に入るものばかり。
まずは、季節に合わせてひとつ、食卓に加えてみてくださいね。
次回は、「五味(ごみ)」についてお話しします。
味の意味を知ると、選ぶ食材がもっとおもしろくなりますよ。
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