こんにちは、朔(さく)です。
今回のテーマは、薬膳の世界では欠かせない「五行(ごぎょう)」について。
むずかしそうに聞こえるけれど、実は自然と人のつながりをやさしく表した「暮らしの知恵」でもあるんです。
五行ってなに?
五行とは「木・火・土・金・水」という5つの要素で、
自然界も人のカラダや心も、この5つのバランスで成り立っている、という考え方です。
たとえば──
- 🌱 木(もく):春・成長・肝・怒・酸味
- 🔥 火(か):夏・熱・心・喜・苦味
- ⛰ 土(ど):季節の変わり目・胃脾・甘・思い悩む
- 💨 金(ごん):秋・肺・悲・辛味
- 💧 水(すい):冬・腎・恐れ・塩味
それぞれが互いに支え合い、影響し合いながら巡っているイメージです。
五行は「体調」と「季節」のつなぎ役
薬膳では、季節の変化や気分の波を「五行」と結びつけて考えます。
たとえば、秋になると乾燥して咳が出やすくなるのは「肺(金)」が関係しているから。
そうしたときには「潤い」を与える食材(白ごま、梨、れんこんなど)を取り入れて、
季節に寄り添ったセルフケアができるようになります。
暮らしにゆるっと取り入れる五行のヒント
- 季節を感じる食材を使ってみる
→ 旬の野菜や果物には、その季節に必要な力が詰まっています。 - ちょっと疲れたら「甘味」でリラックス
→ ただし白砂糖ではなく、かぼちゃやさつまいもなど自然な甘みを。 - 「なんとなく不調」に目を向ける
→ 最近、怒りっぽい? やる気が出ない? それも五行のバランスサインかも。
おわりに
五行は「自然の流れと仲良くする」ためのやさしい羅針盤のようなもの。
むずかしく考えず、まずは自分の毎日にそっと目を向けてみましょう。
次回は、それぞれの五行に合う「おすすめ食材」をもう少し詳しくご紹介しますね🍀
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